Field act project 〜企業・NPO・市民の協働を考える〜
HOMEへ戻る
協働の現場 2005

NPOを 主体とした協働事業実例

みんなで話そう南部鉄器 
写真家とのコラボレーションで実現した、編集講座  
地域を越えて実現した、産官民連携フォーラム
郷土のブランド開発を支えた多くの力
プロのライターとのコラボレーションで実現した、編集講座
知的障害者の職業訓練に活かされた情報誌発送管理業務
形式にこだわらず、これからの地域づくりを見据えてフォーラム開催


「番外編」
【鉄器職人と市民の交流サロンin南昌荘】
 
みんなで話そう南部鉄器!  
〜若手南部鉄器職人と話す鉄器のこと盛岡のこと〜
鉄器職人と市民の交流サロンin南昌荘⇒
11月3日、南昌荘にて、「鉄器職人と市民の交流サロン」が開催されました。

鉄器組合青年部の皆さんの素晴らしい取り組み姿勢を、多くの皆さんに知っていただく、素敵な機会となりました。

INS地場産業研究会も、協力団体となり、「応援メッセージ」として30分ほどお時間頂きましたので、我が家の暮らしの中の、鉄器との小さな歴史をお話しさせて頂きました。

INS地場産業研究会 事務局長  南幅 直実
 


■参加した岩崎氏より(INS地場産業研究会メールマガジン寄稿)



『南部鉄器/若手職人と話そう・・・!in南昌荘』のメールに、誘われて 

岩手の地場産業といえば、常に色々な意味でトップに上げられる『南部鉄器』。その未来は、どうなるのでしょう・・・?南部鉄器協同組合の、しかも青年部の主催とあって興味津々。歴史、製作工程、上手な使い方・・・鉄瓶で、入れてくださった、おいしいお茶もいただきながら、鉄器の事、あれこれ聞きたい!

興味ふっとう、鉄瓶より熱くなって、少し喋り過ぎたと、反省しています。よく晴れた文化の日、南昌荘の色づき始めた紅葉と若手職人の新作品、とてもきれいでした。

私は、東北工大で、工業デザインを学び、リズム時計で13年、クロックの商品開発に携わりました。(Gマークもいただきました。)その後、主人のUターンと共に、退職、子育てをしております。今年から、何か私に、出来る事があるのではと、もがき始めました。

在学中、研究室で大野村キャンパスのお手伝いをさせていただいたこともあり、地場産業の力になりたいと考えております。

電子レンジ、食器洗い機に入れらない鉄器は、生活習慣、食文化の変化と共に居場所を失いました。大事に使えば、孫子の代まで、ズーっと使えるはずなのに、家の中から姿を消したのです。そんな、今だからこそ、HI調理機、スローライフ、食育、ジンギスカン等の、追い風を受け、「鉄器の逆襲は、ここに始まるのだ!」と、言いましょう。また、新しく買ってもらえるチャンスですもの・・・風は、吹いています。

南部鉄器の課題は、山積みでも、若い作り手の熱意で未来は開かれるのでしょう。むずかしい事を考えるより、市民との交流会は、ひとつの良いアイデアだったと思います。もともと職人さんは、使い手のすぐそばに居て、いろいろ言合える仲だったのですから。

次回は、友人を連れて参加します。最初に聞いておきたい事を、忘れていました。

『あなたの考える、南部鉄器(鉄瓶)の一番の売りは、何ですか?』


     ×        ×         ×


十数年前、鋳物の街、高岡へ出張の際、北陸の海の幸以上に、私の心を捕らえて放さなかったのが、50p程のゴジラの胸像でした。ゴジラの版権は、トップクラス、試作は、したものの、量産には、至らず、捨てるのも、偲び難く、事務所の片隅にひっそり置かれてあったのです。

仕事を忘れて、ぜひ譲ってくださいと申し出ましたが、願いは、叶いませんでした。私は、特に〔ゴジラ好き〕では、ありませんが、その重量感、存在感、鉄の鋳肌が、ゴジラにピッタリ!なんともすばらしい!その時の感動が未だに忘れられません。

・・・ 余談でした。

インタープラン 岩崎 圭子

 

【NPO+クリエーター】  
写真家とのとのコラボレーションで実現した、編集講座  

〜写真家浅野光悦氏とのコラボレーションにより、市民団体の活動現場で役立つ広報誌の「編集スキルアップ講座」を開催〜

編集スキルアップ講座開催
【第3回】カメラの基本・構図の基本1  【第4回】構図の基本2 ⇒

 

【NPO+県内産学官連携組織+関西産学官連携組織+伊賀】

伊賀市長 今岡 睦之 氏


福島 正伸 氏


佐々木 淳 氏





地域を越えて実現した、産官民連携フォーラム
〜NPOアクトラボと、INS地場産業研究会・KNS関西ネトワークシステム・伊賀市の連携によるフォーラム「地域を語り、地域を遺す」開催〜
フォーラム「地域を語り、地域を遺す」⇒
「岩手の想いを、県外の多くの方に届けたい・・・」。INSを通して交流をさせて頂いている堂野氏と伊賀市福岡氏にご尽力頂き、そして多くの皆様のご協力により、伊賀市でのフォーラム「地域を語り、地域を遺す」が実現しました。

フォーラムのテーマ設定、形態、タイムテーブル、そして、KNS・伊賀市・INS地場産業研究会の三者それぞれによる講演依頼と調整・・堂野氏の的確なコーディネートのもと、関係者間によるメール連絡で、それぞれの進行状況を確認し合いながら、準備が着々と進みました。 INS地場産業研究会側の取り仕切りは、NPOアクトラボで行いました。

研究会の形態では、ネットワークは広げられても、自ら動く際の資金源をどう捻出するかなど、難しい問題があるからです。

また、今回は、親組織であるINS地場産業研究会、さらにはその親組織のINSの看板をもお借りし、NPOアクトラボのミッションを達成させて頂いたということにもなります。研究会とはそういった活用のされかたでいいのではないかと感じていますし、また、NPOだからこそ、様々なネットワークの中で、形式にとらわれない臨機応変な取り組み方ができるのではないかと思っています。


このフォーラムを成功させるために、そして、このフォーラムに参加頂く皆さんに「岩手の素晴らしさ」をお伝えし、勇気とやる気を出して頂くために、いわて起業家大学で10年間講師をつとめられた福島正伸氏に、講演を依頼しました。

岩手の事例発表は、2月に岩手大学で開催した「地域づくりフォーラム」に引き続いて、佐々木淳氏に依頼しました。

起業家大学の最後の講義を終えた福島氏に「かならずお呼びします」とお伝えしました。「いつでも行きますよ」というお言葉を頂きました。
2月に開催した「地域づくりフォーラム」を終えて、佐々木氏に「もういっかい、やりましょう」とお伝えしました。「やりましょう!」というお言葉を頂きました。

2つの約束は、更に大きな広がりをもって、岩手県内ではなく、三重県伊賀市で実現しました。


「やろう」と決めたことを実現するためには、そこにこめられた想いに応えてくれる、多くの方の同じ姿勢と行動が必ず必要となります。そうした取り組みの一つ一つが積み重なり、その想いに触れた人達の気付きが、未来の地域を育てていくのだと確信しています。

私たちはこれからも、地域や団体の垣根を越えて、岩手のDNAをお伝えする活動をしていく所存です。


NPOアクトラボ 代表理事
INS地場産業研究会 事務局長  南幅 直実
上へ戻る

【企業+NPO ・ NPO+NPO+中小企業支援機関】  
郷土のブランド開発を支えた多くの力  
〜多様な連携によって行われた対面アンケート調査〜  

遠野商工会が主体となって進めているH17年度JAPANブランド育成支援事業の中で、有)銀河が、マーケティング業務を受託した。

遠野郷に対し、消費者が求めるイメージ・あこがれとは、どんなこと(ところ)か。消費者が求めるものを、具体的に商品に落とし込むにあたって、的確な切り口を掴むためのリサーチが、このブランド確立には必要と判断した。

アンケート回答数のグロスから読むことも大切な分析方法だが、直接消費者の生の声を拾うこと、より細やかにアンケートに回答頂くことを実行に移すため、NPOのノウハウとネットワークを生かすこととし、地元の対面式のアンケートと全国を対象にしたWebによるアンケートの2段階とした。

このうち、対面式アンケートについてが、NPOを主体とした、地元での「協働」で行われた。

会場は、財)地場産業振興センターに協力頂き、盛岡手づくり村の夏祭り会場の一角を借りた。スタッフは、INS地場産業研究会のメーリングリストで募集した。NPOアクトラボのスタッフに加え、NPO2団体の社員と、学生、また、子供の社会勉強にと、行政職員さんからお子さんを紹介頂くなど、皆様の協力を得て充分な人員となり、シフトを組んだ。皆、それぞれの持ち場にすぐ順応し、業務は円滑に進んだ。

盆休みということもあり、帰省客や観光客などの家族連れでにぎわう中、3
日間でアンケート2000票を回収。予想を大きく上回る反響に、「やりがいを感じた」というスタッフの声も多く聞かれた。
抽選中


■このプロジェクトの視点


観光施設「盛岡手づくり村」を看板とする(財)盛岡地域地場産業振興センターは、全国40カ所の財)盛岡地場産業振興センターの中でも大変めずらしい、工芸品や郷土食づくりの工房と併設している中小企業支援機関であり、観光客・修学旅行客など、全国からの来訪者で賑わい、イベント開催期間中は、2万人を超えるときもある。

アンケート回収は、これまで郵送費などのコストがかさみ、しかも回収率は10%から良くても25%というのが一般的であった。偏りの無いデータとする場合には、最低2000のサンプルが必要であるが郵送で2000以上のサンプルを回収しようと考えると、時間的にもコスト的にも、無理が生じてくる。

対面式で行う場合は、時間・コスト面は解消されるが、地域が限定されるのがネックとなる。その点、盛岡手づくり村は、地元客もさることながら全国から観光客が訪れる。特に夏祭り期間中は、家族連れが主体であり、年齢・地域を広げた形でアンケートをとることが可能となる。

観光客は訪れた土地の様々なものに触れたいとの思いで、アンケートにも大変熱心に答えてくれ、アンケートに回答しながら地元住民であるスタッフと交わす会話も楽しんでいる様子がよく伺えた。

今回は、遠野市に関するアンケートであったが、財)盛岡地場産業振興センターさんには、快く承諾頂き、感謝する次第。

また、こういった機会を、NPOと市民とで共有できたこと、そして10代の若い世代にも実体験してもらったことは、とても有意義であったと思う。

特に若い世代には、全国の消費者の示す岩手の風土・地場産品に対する興味の度合い。シゴトとしての、現場のシビアさ・緊張感。各自が役割を担って自ら考えて行動しなければならない、組織単位での目標達成の在り方。・・そういったことを、感じる貴重な体験となったことだろう。

体験しながら、学び、それが、実際の成果となる・・・今後の、企業と市民との協働による事業展開にも活かせる方向性ではないかと考える

 
上へ戻る

【NPO+クリエーター】  
プロのライターとのコラボレーションで実現した、
編集講座
 

〜ライター吉田聖子氏とのコラボレーションにより、市民団体の活動現場で役立つ広報誌の「編集スキルアップ講座」を開催〜

 
編集スキルアップ講座開催
【第1回】講座・文章構成の基礎知識  【第2回】講座・取材のポイントと実践⇒
 


この講座の講師、吉田聖子氏は、盛岡エリアをフィールドに活躍しているフリーライター。知人の紹介でNPOアクトラボに入会後、平成16年度は、NPOボランティア情報誌「ぱいん」の編集にも力を注いで頂いた。

ご自身の仕事を通して、社会貢献活動への認識も深く、その視点と文章の切り口は大変的確であり、NPOメンバーも勉強になった。

吉田氏のプロのスキルを、多くの市民活動団体の広報の現場に生かしたいとお願いしたところ、吉田氏からも自分の可能性を広げる意味でも、大変嬉しいことだとの考えを示して頂き「編集講座」が実現した。

ライターとしてはプロであっても、教えたことはないとのことであったが、編集・取材といった切り口で、大変きめの細かい資料提供と対応を頂いた。

吉田氏は、「いわゆる素人さんが、ライターの仕事のどういったところがわからないのかがわからない」とおっしゃり、また主催側の私達は、「吉田さんが、講師としてお話し頂くにあたって”人に教える”という場合の、どんなことがわからないかがわからない」と、お互いに「何がわからないかがわからない」状態で、模索しながらの打ち合わせ・準備となった。

よくよく考えてみると、「先生」といわれる立場で、教えることをシゴトとしている方々はある意味「現場を引退」して、「教える」ことに徹している場合が多い。または、「文章を書く」というと、元国語の教師であるとか、もともと「教育」の場に居た方。今回は、市民活動において欠かすことのできない”広報活動”のための、「情報を文章にまとめ、的確に不特定多数の方に届ける・伝える」手法を学ぶ講座だ。こうなると、今、メディア(マスコミ?)の現役で活躍しているプロにお願いするのが最善と考えた。

吉田氏には、第1回「文章構成の基礎知識」、第2回「取材のポイントと実践」の講座の講師を引き受けて頂いた。受講者の皆さんが実際にまとめた原稿の添削にも、大変丁寧に対応頂いた。

吉田氏からは、以下のような手紙を頂いた。受講者の皆さんにとっても、スタッフにとっても、そしてレクチャー頂いた吉田氏自身にとっても、この機会と経験が今後に活かせれば、とても嬉しく思う。

そして、吉田氏の謙虚な姿勢に、プロとはそういうものだと改めて教えられ、頭が下がる思いだ。

 講師未経験の私に、貴重なチャンスを与えていただいたこと、
とても感謝しております。
  
 この経験を今後に活かすことができれば「なお、いい」と、
勝手ながら思っておりました。

 また、何か機会がありましたときには、よろしく お願いいたします。

                                ライター吉田聖子
吉田 聖子 氏

真剣な受講者


■吉田氏からのコメント

媒体を通して出会っていた人たちと、
同じ時間を共有する喜びが味わえた!


近年は、インターネットや携帯電話をはじめとしたメディアの発達に伴い、さまざまな人たちが「情報を発信する側」として、文章について考えるようになりました。このような時代の波をキャッチした上で昨年度からたずさわっているNPO・ボランティア情報誌の経験を活かした編集スキルアップ講座を開講することを思い立ったNPOアクト・ラボの姿勢および着眼点は、世間のニーズを理解しているとともに、大変タイムリーだと感じました。

NPOアクト・ラボから「編集スキルアップ講座の講師に」と、昨年度のNPO・ボランティア情報誌「ぱいん」に関わったライターの私に声がかかったのは光栄でしたが、人前で話すことが苦手な上に、講師の経験もなく、さらにいえば誇るほどの成果を上げている訳でもない私が「果たして皆さんに、どれだけのものを提供することができるのだろうか」と、不安ばかりが先行していました。

杞憂ばかりで頭がいっぱいの私に、NPOアクト・ラボの理事長である南幅直実さんは、ご自身の講師体験によるスキルを提供して下さったことはもちろん、心温まる励ましや配慮をしてくださいました。言葉に言い尽くせないほどの感謝を、ここで改めて申し上げたいと思います。

体験というものは非常に貴重な財産ですが、自分から出来事に飛び込むか、誰かの後押しがなければできないことだとも思います。それを与えてくださったNPOアクト・ラボには、本当に感謝しております。また、「自分の仕事を通して、社会に何か貢献できれば」とは、誰もが思うことかもしれませんがそういった機会に恵まれることは、なかなかないものだけに、今回の講座を担当させていただいたことは、とても有意義だったと感じています。

さて、私事ばかりを書き連ねて失礼しましたが、ここからは、受講なさった皆さんについて、お伝えしたいと思います。

第1回の「文章構成の基礎知識」にお集まりの皆さんの向上心と熱意に、正直言って驚きました。大抵の人が情報を享受する側として満足しているのに対して、受講者は学習するだけでなく、情報発信者として文章表現の向上を目指していたのですから…。

第1回の講座は、私自身が不慣れであったことに加えて、講座の直前まで仕事のトラブルを抱えていたことによる動揺で、準備もままならず、内容にまとまりを欠いてしまったことを申し訳なく感じています。また、受講者のニーズが事前にたくさんリサーチできれば、もっとニーズに応えることもできたかもしれません。

メディアの情報に慣れた若い世代、文章を書くこと自体のハードルが高かったシニア世代と「文章に関して知りたいことは、世代ごとに異なっている」ということ、受講者は随筆(エッセイ)のような文章を目指す傾向があることも分かりました。

将来的には、メディアが伝える情報を読むメディア・リテラシーなどの講座が開かれるようになると「情報の消費者としても賢くなれるだろう」などということも勝手ながら思いました。


第2回講座は、第1回目の受講者を越える熱意を抱いた受講者が集まり、真剣で懸命な姿勢には「講師である私のほうが襟を正すべきだ」と感じたほどでした。これは、受講者自身が情報発信する立場である場合が多かったことも要因だったようです。

講座が終了した後には「目的意識がはっきりしている受講者たちに、私はどれだけのことを伝えることができたのだろうか」と振り返っていたのですが、数人の受講者から文章の添削依頼がありました。意欲あふれる受講者の姿勢には感心するだけでなく、初心を思い出すような感慨もありました。

言語表現は、すべてにわたって必要になることですから、さまざまなスタイルにおける文章講座があっていいのかもしれません。また、情報の波にもまれる時代を生きることに、世界も日本も、中央も地方(岩手)もないと思っています。それだけに、NPOアクト・ラボが岩手で先陣を切った今回の編集講座は、とても有益だったと、自画自賛してしまいます。

今後、私が講師になることがあっても、なくても、文章講座が開かれることを切望して、NPOアクト・ラボの事業展開を期待したいと思います。ありがとうございました。
 
上へ戻る


【県+NPO・ NPO+NPO】
知的障害者の職業訓練に活かされた
情報誌発送管理業務
 
〜情報交換から生まれたコラボレーション・いわてパノラマ福祉館の協力で、情報誌発送管理業務を、知的障害者の職業訓練として役立てる〜

NPO・ボランティア情報誌 e-PIN
 
様々な場で出会ったNPO代表者の皆さんと、「何かNPO同士の横の繋がりがもてないか」「情報交換の場が欲しい」との共通認識のもと、NPOアクトラボの事務所に、NPO代表者4名・理事1名が集まった。

その際、各NPOで進めている事業の話題の中で、それぞれに抱えている問題も出てきた。意見や解決策の提案も飛び交い、充実した集まりとなった。

この中で、NPOアクトラボが県地域企画室からの委託により進めている、NPOボランティア情報誌「ぱいん」の発行に際する、袋詰・発送業務に関して、担当者のかなりの負担になっていることを話した。この業務のために毎回有償ボランティアを募り、担当者が数日間を割かなければならないからだ。

この会に参加していた、いわてパノラマ福祉館の代表高舘美保子氏の提案により、この発送管理業務を、知的障害者の職業訓練に充てることとなった。

 


■高舘氏からのコメント
いわてパノラマ福祉館では、岩手県中央職業訓練協会が職業能力開発事業の一環として、平成17年度から行われている知的障害者職業訓練能力開発事業の外部講師とて参加しています。

この事業では、6ヶ月間、販売実務科 知的障害者コースで約10名の知的障害者が職業訓練を受けており、その実践訓練の一つとして、NPOアクトラボのNPOボランティア活動情報誌発送管理業務を受け、実施しています。

隔月、約1450件の発送業務は@送付先の団体の種類による部数管理A早く丁寧に仕上げるB効率よく仕上げるための工夫など、受講生にとって、仕事を現実的に受け入れるいい実務体験訓練になっています。

このように、別々の事業がリンクすることによって、それぞれの事業に付加価値や新たな意義が出てきます。このような連携は、社会的に良い形で還元できるのではないでしょうか。

いわてパノラマ福祉館 代表 高館 美保子 氏
 
上へ戻る

【NPO+市民+県内産学官民連携組織+関西産学官連携組織】  
形式にこだわらず、
これからの地域づくりを見据えてフォーラム開催
 
〜NPOアクトラボと、市民団体・市民ボランティア・INS地場産業研究会・KNS関西ネトワークシステム・岩手大学地域連携推進センターの連携による、地域づくりフォーラム開催〜  
新時代の地域づくりフォーラム  

県外に出かけると、NPOが何ら営利企業と変わらずに、同じ土俵に立って活躍している場面を見ることができる。NPOは行政の施策に"のっかって"動くものではないはず。そして、単体での活動から、もっと様々な連携へと繋がっていってもいいはず・・・

単に”協働”と言わず、NPOも含めた、地域の様々な取り組みによる地域づくりの在り方を考えるきっかけとする目的で、「地域づくりフォーラム」を開催することとした。タイトルの前にはあえて「新時代の」と加えた。

当時地域企画室総括主任主査の佐々木淳氏に、まずは”何かしたい”旨、相談した結果「フォーラム」という形を取ることになった。その後もご指導いただきながら、方向性・テーマ設定・講師陣・タイムテーブル・当日までのスケジュールなど確認しながら準備を進めた。

会場は、NPOアクトラボの親組織であるINS地場産業研究会と、岩手大学地域連携推進センターを主催とすることで、岩手大学の講堂を無償で借りることが可能となった。
岩手大学側に協力いただく為の様々な段取りは、岩手大学地域連携推進センター鈴木順氏にご尽力頂いた。また鈴木氏からは、現場の実作業への助言なども頂き、スムーズに準備を進めることが出来た。

財)いわて産業振興センターが主催する「いわて企業家大学」の受講生と卒業生に、ボランティアスタッフとして加わって頂き、受付などご協力を頂いた。

KNS関西ネットワークシステムの協力で、NPOと、NPOも含めた福祉関係の異業種交流会の活動を紹介することとした。 そして、県内の企業・NPO・大学といった様々な立場の方から、地域づくりに関わる活動の事例を発表して頂くこととした。
より多くの方の出番をと考え、5分間の一言スピーチも設けた。
行政の現場からもお話し頂けるよう、当時地域企画室の佐々木淳氏、高橋慶子氏にもお願いし、ご登壇頂いた。

入場は無料だが、資料は有料とし、いわてパノラマ福祉館さんのご協力で、市民活動の現場で役に立つ、あるいは参考になるツールを資料として提供した。
中でも、障害者の絵を活かした絵葉書ツールと、申込者に対し事前にコメント頂いた「NPOに関する意識調査」の結果は、大変興味深いものとして、関係者に好評頂いた。

資料を有料としたこと、交流会費を少し多めに徴収したことで、ボランティアスタッフへの人件費に充てる事が出来た。

経費削減策として、チラシはリソグラフを使用した。やや鮮明度に欠ける単色の印刷でも充分な訴求力をもつものとなるよう、デザイン構成に配慮した。
各発表の配布資料は、それぞれの職場で各自必要部数コピーしてもらい、封筒は有)内外企画印刷の在庫を提供してもらった。

このようにして、予算をかけずに、多くの方に手をこめて頂いての、フォーラムの開催となった。

集客は、各マスコミに告知すると共に、NPO・ボランティア情報誌PINにチラシを同封。その他、各支援機関にチラシ設置。Webでは、ホームページを開設し、財)いわて産業振興センターのメーリングリスト「Platform」、INS地場産業研究会のメーリングリスト「i‐craft」にて告知し、集客した。

また、岩手大学地域連携推進センター長清水健司氏のご配慮で、前日より岩手大学に中国から視察に来ていた団体にも、ご参加いただいた。

マスコミ掲載は、岩手日報とIBCラジオ、そしてマシェリにて取り上げて頂いた。当日は、盛岡タイムズ、盛岡市広報の取材が入り、フォーラムの様子を掲載いただいた。
盛岡タイムス掲載記事⇒
 



好評だった資料


■このプロジェクトのポイントと感想

NPOはミッションを達成するために、限られた予算で様々に工夫しながら活動します。またそれができるのがNPOです。NPOの活動を通して、身を持って知り得たことは、無理なく、おごることなく、参加した皆にとって良い結果が生まれることを常に考えることが「良い活動」「良い結果」に繋がるということです。

普段指導側にいる立場の皆さんも、自ら現場に入り、同じ土俵で汗(冷や汗も)を流して頂きました。 共に考え、共にフォーラムを創って頂いたことに、感謝申し上げます。

多くの出会いは、仕事のカタガキからですが、そこで人としての交流を深め、そこから共に何かを創造し、そしてまた、各自の職場に帰っていく・・・その繰り返しで、様々なスキルやノウハウ、これまで知り得なかった知識や考え方を得て、個々が成長し、そうやって養われた力が地域全体の活性化に繋がっていけるのではないかと感じています。

今後も様々に、所属を超えたネットワークを活かし、人を・地域を活かすために、活動をしていきたいと思います。

今回講演、事例発表を、快くお引受くださいました講師の皆様、またそれを大変興味をもって多くの方に聞いて頂けたこと、そしてご尽力頂いた皆様に感謝申し上げる次第です。
ありがとうございました。

NPOアクトラボ 代表理事
INS地場産業研究会 事務局長  南幅 直実
 

上へ戻る


Field act Project  〜企業・NPO・市民の協働を考える〜
運営:INS地場産業研究会  NPO法人いわて芸術文化技術共育研究所
このサイトに関するお問い合わせはinfo@act.jpn.orgまで

Copyright c 2005 Field act Project All rights reserved.
 協働の現場2004年