うるしとわたしたちのくらし 〜受け継がれてきた九千年の歴史と文化〜

生活と漆

お椀とお箸
├漆塗りのお椀とお箸
└食器を見てみよう!
漆のロウソク
├漆の実で作ったロウソク
└漆のロウソクができるまで(動画)
漁師の網と漆
└漁師の網と漆の木
農作業と漆の木
└農作業と漆の木

漆の実で作ったロウソク

◆漆の木 いろいろな使い方
漆の実で作った蝋燭(ろうそく)

漆の実もまた、昔の人々の生活を支える大切なものでした。

漆の実は「蝋分」(ろうぶん)という成分を含んでいます。 江戸時代から昭和30年代まで、この蝋分を絞り出して、蝋燭(ろうそく)や鬢付油(びんつけあぶら)などの化粧品の原料として用いられてきました。

photo 鬢付油は日本髪を結う時に髪型を整えるための整髪料のことで、力士が髷(まげ)を結う時などに使われるものです。


漆の樹液は、木の器を美しく、また丈夫なものにしてくれました。そして、 漆の実は、電気のない時代に、人々の暮らしに火を灯し、また、人々の装(よそお)いを美しく整えてくれたのです。 photo


アメリカの動物学者E・S・モースは、大森貝塚の発見者として有名です。 下の図は、モースが日本の各地を訪ね歩き、明治11年、二戸市を通過したときに、蝋をとる作業をしている様子を描いたものです。

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