うるしとわたしたちのくらし 〜受け継がれてきた九千年の歴史と文化〜

漆掻き職人の道具(5)

◆ヘラ
カンナでつけた木の傷からにじみ出た漆を掻き取る道具がヘラです。

photoラを持つ時は親指と人差し指で軽く持ち、ヘラの先には力を入れずに 、傷に沿ってスーッと手前に引くようにして、にじみ出た漆を掻き取ります。


photo ヘラの先は、木の傷にピッタリと合うと、木が削れてしまうので、傷との間にすきまができる大きさに作ります。
また、ヘラの先が曲がりすぎていると、木のかすまで掻き取ってしまうので、曲げすぎないようにしています。


漆をこぼさないように取るためには、職人さんの技術と同時に、道具の形や大きさもとても重要なのです。