うるしとわたしたちのくらし 〜受け継がれてきた九千年の歴史と文化〜

漆掻き職人の道具(7)

◆ゴングリ
カキタルに集めた漆は、その日のうちに貯蔵用の大きな樽に移し替えられます。 この時に、カキタルにくっついたままの漆を、きれいに取り出すための道具をゴングリといいます。

photo ゴングリについた漆は、貯蔵用の樽にとりつけられた「カケゴ」にこすりつけるようにしてタルの中に落とします。
また、空になったカキタルには、翌日の作業で漆がくっつきにくいように、 アブラボウという道具を使ってナタネ油かジュネ油が塗られます。
※今は、あまり油を塗らないようにしています。


photo 取った漆を一滴もむだにしないための職人さんの工夫と、 漆に対する思いやりがこうした道具を産み出したのです。