神楽の歴史

岩手の神楽 分類と特色

大乗神楽

本田安次分類においては、出雲流神楽採物神楽)とされている大乗神楽ですが、山伏神楽同様権現様奉じる神楽です。
岩手県南西部北上盆地中央である旧和賀地方分布し、法印神楽要素強い神楽として知られています。
和賀山伏神楽称されることもあり、修験道宗旨色濃く残しています。日本神々仏教菩薩姿変えて現れたものとする神仏習合本地垂迹説基づいており、仏教色強い芸態特徴です。同じように山伏伝えた早池峰神楽とは、演目名称舞い方異なります。
岩手県内では、北上市和賀大乗神楽村崎野大乗神楽道の上山伏神楽花巻市北笹間山伏神楽などがあります。

代表的な大乗神楽の紹介
和賀大乗神楽 岩手県北上市和賀町 (岩手県指定無形民俗文化財

和賀大乗神楽

修験祈祷色強い神楽です。600年前竜頭山馬峯寺開基した貴徳院円光法印によって始められた云われています。現在大乗神楽は、幕末から明治始めにかけて、花巻市南笹間八幡神社別当万法院として再興しました。修験色強い大乗神楽特徴は、装束にも表れています。装束袈裟掛け結び踏み方にも意味があるとされ、芸態呪法名残をとどめています。