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神楽を見に行こう!Q&A

神楽を見に行くときのマナーや準備、気をつけること

ここでは、神楽を見に行くときのマナーや気をつけること、安全対策などを、Q&A形式で、わかりやすく紹介します。

※これまで岩手県花巻市大迫町に伝わる山伏神楽の公演に来られた方々から実際に寄せられた質問と関係者による回答を元にして編集しています。地域によって多少の違いはあると思いますが、参考にしていただければ幸いです。尚、今後もホームページに寄せられた質問とその回答を掲載していく予定です。

準備編の疑問一覧
当日編の疑問一覧

神楽を見に行こう!準備編

そもそも神楽とは?

(日本では、)はるか昔から、天上の神々は、高峰や巨石、巨木などの自然物から、やがては神社などの人造物にも降りられると考えられ、信仰されてきました。神々が降りてこられる際に御身を宿される場を神座といい、装束や採物をつけ、神として舞うことを神楽というようになったと考えられています。

※神楽の歴史をもっと詳しく知る!

神楽は一般の人が見ていいものなの?

観客の様子

もちろんです。
見に行ったことがない方には、敷居が高いように思われるかもしれませんが、神楽はどなたでも気軽に見に行けるもの。季節を問わず神楽を見る機会は多くあります。

神楽を見るにははどこにいけばいいの?

昔から行われていた神社の例大祭での奉納神楽。ホールなどの施設で開催される芸能祭などで鑑賞することができます。

公演の情報はどこで知るの?

市町村の主催で行われる公演情報は、各市町村の教育委員会(市町村によって、窓口が違う場合もあります)へ問い合わせると紹介してもらうことが出来ます。また、地域の公演スケジュールを掲載しているホームページ(一般の方や企業・団体による運営)や、神楽団体のホームページなどでも公演情報を得ることが出来ます。

入場料は必要なの? (または、それに代わるものは?)

地元で行われる舞納め・舞初め、神社の例大祭などは、入場料は必要ない場合が一般的です。ホールで行われる芸能祭などは有料の場合もありますので、事前に告知されるポスターやチラシなどで確認しましょう。また、神楽を舞う方や関係者への感謝の気持ちとして、「お花代(お花料)」を包んだり、お酒などの飲み物類・菓子などを持っていく方もいます。これらは、神社へのお賽銭と同じ意味合いをもつものと考えるとわかりやすいでしょう。

お花代の金額は?

必ずいくらと決まっているものではなく、一般的には「気持ちの問題」と言われているのので、ますます悩まれたり困ったりする方が多いようです。「あくまでも、感謝の気持ちが大事」であると理解していただいた上で、ここでは、参考までに幾人かからお聞きした具体例をあげます。

Aさん 舞初めには、お神酒(日本酒)を持っていきます。
Bさん その時々で違いますが、1,000円~3,000円。包まないときもあります。
Cさん 権現様に頭をかじってもらうときに、2,000円~5,000円。
Dさん 3,000円~5,000円。10,000円のときも。

また、子どもが舞う舞台には、「投げ銭」といって、ティッシュや白い紙に紙幣や小銭を包んで投げる方もいます。

お花の包み方は?また、どこに持っていけばいいの?

一般的にはのし袋に入れて、表書きを「お花代(御花・お花料)」「お初穂」「寸志」などとしますが、何も書かない方もいます。また、ティッシュに包んだり、そのまま裸銭で渡す方もいます。
のし袋を忘れてきたとしても、気持ちがあればどのようなかたちでも失礼にはあたらないようです。

裏に金額を書く場合には、左隅に書きますが、書かない方もいます。
住所・氏名は表の左端下にやや小さく書きます。
お花は、楽屋に持っていくのが一般的ですが、受付けや主催関係者に渡す方もいます。

神楽はどのくらいの時間がかかるの?

地元の人たち
神社での公演

早池峰山麓に伝わる山伏神楽の場合を例にあげますと、昔は日中から深夜にかけて、食事も取りながらじっくり鑑賞するものでした。今でも「式六番」と「権現舞」を一通り公演すると、3時間~3時間半もの時間がかかります。大迫町で行われている「神楽の日」では、午前1時間の後、休憩を挟んで午後2時間の、計3時間の公演で、5~7演目が行われます。

また、ホールで行われる芸能祭などでは、多くの団体が出演するため、1団体1演目であったり、30分~1時間程度であったり様々で、公演自体は、4時間以上も行われる場合があります。その場合は、見たい団体・演目の合間を縫って、休憩や昼食を取りに行く方が多いようです。

食事はどうするの?

ホールなどの会場で公演がある場合は、会場の外にお弁当や軽食などが販売されている場合が多いです。また、舞初め・舞納めなど、地域の公演の際は、食事が振舞われる場合もありますが、その地域の慣習によって様々です。

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神楽を見に行こう!当日編

どんな格好で行けばいいの?

早池峰山麓に伝わる山伏神楽では、服装のマナーについて特に言われていることはありません。
お洒落に気をつけたり正装にする必要はありませんので、長時間の公演の場合は特に過ごしやすい服装をお勧めします。実際の会場には、ジーンズの方、スーツの方、着物の方と様々です。また、小さいお子さんを連れてくる方、車椅子の方などもいらっしゃいます。
※車椅子は会場に用意されている場合もありますので、事前に問い合わせましょう。

カメラやビデオをとってもいいの?

会場によって禁止の場合や、許可が必要な場合もありますので、その都度確認しましょう。
神楽公演の会場で撮影する場合のマナーとして、よく言われているのは次の通りです。

  • カメラ撮影する場合は、他の観客の迷惑になる場合もありますので、フラッシュは控えること。
  • 三脚を立てる場合は、関係者や他の観客の迷惑にならないよう、位置に気をつけること。
  • 撮影した神楽の写真は、無断で営利を目的として利用しないこと。
    撮影した写真データを、個人のホームページで紹介したり、ブログに掲載することは、特に問題ない(むしろ宣伝になる)と認識している神楽団体が多いようです。
公演中に席を離れたいときは?

長時間にわたる公演の際には、やむをえず席を離れたいときもあると思います。
その場合には、できるだけ演目と演目の間に立って、他の観客の迷惑にならないように心がけましょう。

盛り上がる場でどういう声をかけたらいいの?
また、演目が終わった後に拍手をしていいのか遠慮した方がいいのかよくわからない・・。

早池峰山麓に伝わる山伏神楽の場合を例にあげますと、演目の途中でタイミングよく掛け声があると、場が盛り上がりますし、舞手も更に気合が入るといいます。この、「上手く掛け声をかける方」は、以前神楽をやっていた方や、神楽に慣れ親しんできた地域の方々がほとんどで、一般の方にはなかなか難しいものと言えます。

大迫町で小さい頃から神楽を見て育った女性幾人かに伺ったところ、「女性の場合、自分で声をかけるのは恥ずかしさもあってできませんが、誰かから声がかかると、私たちも応援する気持ちで一生懸命拍手をする」ということです。また舞手も、「拍手が沢山あると励みになる」と言います。

声がけは難しいようですが、惜しみない拍手は大歓迎のようです。

権現舞にはだれでも参加していいの?

権現舞の様子

早池峰山麓に伝わる山伏神楽では、公演の最後に、権現舞が舞われるのが一般的です。
権現舞の「胎内くぐり・頭かじり」には、何方でも参加することができます。