まちづくりコンサルタント10年
熊谷 智義
はじめまして、熊谷です。(株)邑計画事務所勤務が10年を超えました。学生や
りながら、アルバイトした時期が2年間ありましたので、今年で13年目になりま
す。より正確には、地域計画コンサルタントですが、わかりやすく、まちづくり
の仕事と言っています。実際には、仕事の幅がとても広く、専門は何かと問われ
ると困ってしまうことがしばしばです。
そこで、これまで深く関わってきた二つのテーマにふれながら、専門分野を紹
介したいと思います。
一つは、ブランドマーケティングです。岩手県商工労働部の「いわてブランド
創造事業」などに関わってきました。農林水産(生産)と商工(加工・販売)を
連携させて、21世紀の岩手ブランドを構築しようというねらいで、1997年より、
秋サケ加工品、ひっつみ・旬、県産オリジナル清酒、県産乾しいたけ、大豆加工
品、木炭と、毎年一品目を対象に、6年間取り組まれたものです。
私は、これらについて、調査業務を担当してきました。あいにく、2003年より
品目を特定して振興アクションプランを作る事業はなくなり、業務の対象ではな
くなりましたが、私の中では、地域ブランドとは何か、県がブランド振興に関わ
るとことの意味は何かと、より根源的な疑問が湧いており、このことを少し整理
したいと考え、現在この作業を始めています。
そして、もう一つは、市町村総合計画策定過程の住民参加に関する研究です。
これは、巷で行われている計画づくりのためのアンケート調査やワークショップ
など、それらの意味や、住民が参加する場合のシステムに注目した研究を、岩手
大学農学部の広田教授からご指導を受けながら、1999年頃より継続してきました。
県内では、胆沢町や田野畑村、葛巻町など、県外では、東京都三鷹市や福島県
会津坂下町の事例を調査し、分析しました。この春、ある程度まとまったため、
岩手大学大学院連合農学研究科に論文として提出し、学位を取得するに至ってい
ます。今後、合併後の自治体でも総合計画の策定が始まるので、どこかで、研究
の成果を活かすことができればと考えています。
また機会があれば、この他の研究テーマや関心事など、紹介したいと思います。
長くなりましたので、今回はこの辺で失礼します。
□熊谷 智義
株式会社邑計画事務所・主任研究員、岩手県立農業大学校研究科講師、農学博士
□1960年、北海道生。岩手大学農学部農業土木学科中退、岩手県民生活協同組合、
熊谷牧場食肉加工場勤務の後、岩手大学教育学部特設美術科環境デザイン学聴講
生を経て、同農学部農業生産環境工学科に再入学し卒業、株式会社邑計画事務所
入社、現在に至る。
□農村計画学会、東北農業経済学会、日本計画行政学会、ミュージアムマネジメ
ント学会会員。
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