INS地場産業研究会 皆さんから頂いたメッセージ
平成17年4月

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健康で長生きする秘訣
菊池 佐知江

 私は盛岡でカイロプラクティックの施術院を開業してお陰様で7年経ちました。
 今まで多くの方の腰痛・肩こり・手足のシビレ・膝の痛みなど様々な痛みや不
快感を伺い、痛みの原因となっている「背骨、筋肉、腱、靭帯」などの治療に関
わらせていただいてきました。

 施術後に、ほっとされた笑顔で「ありがとう」といわれることに喜びを感じま
した。そうやって自分自身の存在価値を確かめてきたのかもしれません。

 私は、2年前から通信教育で海外の大学のカリキュラムを受講し、日本では学ぶ
ことができない構造の特性を理解するため、病理学や生理学、レントゲンの見方、
患者管理法、記録保持などのあらゆる角度から患者様を診る専門知識を取得する
ためトライ中です。


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 先日、私は95歳の方を施術することになりました。病院での検査結果によると
骨折はなく、「痛み止めの薬は飲んでいるが良くなる様子はない。再度病院に連
れて行ったら寝たきりになってしまう」と、必死で私に出張で来て欲しいと頼ん
でいらした姪さんの働きかけで。

 私は院をスタッフに任せて出張し、親戚の方が集まっている中施術をすること
に。姪さんは仕事を抜けてこの時間をつくり、私を迎えにきてくださいました。
隣近所に住んでいらっしゃるご親戚の方も、施術が終わるまで一緒の部屋で施術
に付き合ってくださいました。

 期待に応える気持ちで施術を行わせていただき、結果、施術後に背中を起こし
あげることができるようになりました。3日後にお邪魔したときには翌日も自分で
トイレに行くことができるようになり、患者様も大喜びでした。本人の治りたい、
治ろうとする治癒力あってのことです。満面の笑みを忘れることはできません。

 私は患者様が痛みから解放されて何より良かったと思うことと、その後もその
一人の患者様を取り囲む親戚の方々の思いやりに感銘し、余韻が残る出来事でした。

 高齢社会といわれる日本。岩手県の平均年齢女性は84歳男性は77歳。平均寿命
をはるかに上回るその患者様の生き様から、多くの気付きがあったひと時でした。


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私が学んだ健康の定義。

『精神面、栄養面、そして構造面の3つがバランスをもって生活をすること。』

また健康は3つのレベルに分けることができます。
1・「健康」・・・単に病気ではない状態。
2・「ウェルネス」・・・健康は自らが高めることができるもの。
3・「オプティマル・ヘルス」・・・年齢相応の健康な状態。


「健康」よりも上級編の「ウェルネス」を選択していきたいものです。そう
すれば「健康」は自然と手に入っているものと私はそう思います。

 単に長生きではなく、健康で長生き。平均寿命ではなく健康寿命を高める。
 何事もあきらめてはなりませんね。自分自身が良くなろうとすることで望んで
いることが手に入る一歩に向かうものですね。


□菊池 佐知江
KCSセンター盛岡南 院長
岩手県カイロプラクティック協同組合 理事長

□KCSセンター盛岡南
http://www.kcs-center.com/centers/1202/



温故知真(フルキヲタズネテ シンジツヲシル) 
佐々木 淳

 最近、「何かに挑戦している自分や何かを磨こうと努力している自分が好き」
という話を聞くようになりました。時間が自然に流れていく中で、自分という存
在を時々確認したくなったり、ちょっと自分を褒めてあげたくなること、何とな
くわかるような気もします。

 そう言う私も、この春から25年来の恋人、たばこに別れを告げ禁煙を開始。き
っかけはありましたが、無理だよ、という一般的な論評というものに少し抵抗し
てみたくなったところもあり・・・かな。


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 さて、先日、実家で調べ物をしていた時のお話を少し。

 皆さんのお宅にも、古い時代の写真はあると思います。是非、久しぶりにアル
バムをめくってみては如何でしょうか。

 必ず発見があります。私は、戦前のものだと思いますが、釘付けになりました。

 屋根の葺き替え、炊き出し、お祭り、普通の暮らしの風景・・・決して豊かで
はなく、世相も明るくなかったであろう時代なのに、生き生きと目は輝き、笑顔
は一点の曇りもなく、現在とは明らかに違う、何かを訴えてきました。

 日本人は、そもそも資源に乏しいという現実を知っていて、自然への感謝思想
や、必要があれば支え合い、さまざまな工夫を凝らし、こだわり、生活文化を育
んできたと思っています。

 不幸にも資源獲得拡大策と反省を経て、こうした価値観までも転換を迫られ、
戦後の見かけ上の成長、個人の満足度向上こそが目標となり、それが曲がりなり
にも達成してしまい、大切な部分を忘却し、ここに至っては、最近の親子間での
犯罪や年齢に無差別な犯行を見るにつけ、破壊されてしまったのではないかとさ
え思ってしまいます。

 あの写真から、「おれはこれしかできねぇ、でもね、一生懸命やってるよ。」
と言っているような気がするんです。

 何でも手に入る時代、成熟社会とも言われる今日、本当に必要なものは実は簡
単には手に入らないことや、手間をかけてこそ価値あるものが生み出されること
など、「表層的でない本質を問うことの大切さを見失うな」と、伝えてるような
気がするのです。

 遠回りも自分の弱さも率直に認められる、そんな強さを持てるようになりたい
と改めて思うのであります。

                          歳をとったかな(笑)


□佐々木 淳
岩手県総合政策室経営評価課 主任主査

□岩手県総合政策室経営評価課
http://www.pref.iwate.jp/~hp0112/



としごろ
清水 健司

 あたたかな陽ざしが、みえるような、日々になりました。ほっとしながら、今
の働き場を想い廻らしてます。新年度は、産学官連携を業務とする岩手大学地域
連携推進センタ−長に工学部応用化学科の学科長も仰せつかりました。皆様から
は、慰労と激励と協力とひやかしのお言葉をいただいております。
 しかし、本人は、いまだ、ことの重大さを感じていない様です。

 そんななかで、ふと、めったに遭遇しない“空き時間”に想いました。しかも
脈絡もなく、「そういえば、父が退職した年令になったんだな」と。私が高校生
の時でした。帰宅したとき、父の居るのに、しばらくとまどっていました。面白
いもので、そうなると、自分も、そのとき、なにをするのかなと考え込みました。

 それで、これまた、偶然のできごとの繋がりによるものですが、おぼろげに、
なにかしら、できあがりそうです。おはなしして、南幅さんにおおせつかった、
コラムにさせていただきます。ご容赦下さい。

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 一昨年ですか、岩手大学の中国との技術交流構想であるUURRプロジェクト
に参加させていただき中国に行きました。お土産に、あれこれさがしたあげく、
案内された風景や建物の感じから、山水画を思い浮かべて、“筆と墨”を求めま
した。

 また、先ごろですか、ある出張時に、新幹線で、座席の背もたれに入っている
パンフレットの記事から、“座禅”について読みました。「なにも考えをいれな
い時間をすごす」のだそうです。

 そこで、そうなら、お寺でなくても、車中で失礼とは想いましたが、この場も
修行の場になるのかなと思い、試みました。なかなか、むずかしいものでした。
でも、ちょっと、うれしい気がしました。みなさんも、試してみてください、い
ま、その場で。そのつづきに、“写経”のことも、ちょっとふれられてました。

 その後、帰宅途中のバスを待つ時間に、駅で書店によりました。いつも、新刊
書を立ち読みするなど、楽しみにしています。バス通のおかげで、これまた、よ
い時間です。

 その日は、なぜか、ポケットサイズの“般若心経”の本に、目がとまりました。
お!、と思えました。文言が、わかりやすく、説明されていました。

 みなさんも経験があるでしょうが、買おうかなと思って、次に買えばよいとし
て、そのとき買わずに、やはり求めようと思ってゆくと、売り切れたり、そのと
きの表題を忘れてしまって、手に入らなかったことが。何冊かありませんか。そ
の日は、購入しそこなった経験が最近あったので、すぐ購入しました。

 これが、実に、よい中身です(まったく知らなかったのですから、おかしな表
現ですが)。まず、そう感じることが、としごろ、かもしれません。ここに、
“経典”が、手に入ったことになります。

 さて、過日、INS(岩手ネットワ−クシステム)みなさんと、豊橋地域との
交流会に行きました。初めて降り立ったところでした。実りある交流ができまし
た。デンソ(株)のデバイス部も、つぶさに見学できました。大学の同級生が工
場長のおかげでした。

 またもや、帰りにみやげものをさがしました。豊橋筆が国指定の伝統工芸だそ
うです。全国の80%の生産量を誇っているそうです。買いました。

 センタ−長も3年目に入りました。皆様のご支援のおかげで、高い評価もいた
だいております。あいかわらず、あわただしく、あちこち走り廻っています。行
事が、業務が、先行しています。もちろん、企てたことでもありますが、すべて
が、そうではないようです。

 そこで、冒頭の、空き時間が、うれしく、ぼんやり考えを廻らせるときが、仕
組めるかなと思ったしだいです。“座禅(その場での)と写経”です。はじめよ
うかと、想っています。やはり、としごろでしょうか?。

 “般若心経”のなかから、ひとつを紹介しましょう。
 是諸法空相(ぜしょほうくうそう) : たえず新しい時が生まれ。生まれた
とたん消えていき、一ヶ所にとどまっていないのが世のすべてであり、だからこ
そ、瞬間瞬間を一生懸命に生きなくてはいけないと言う教えだそうです。

 あらためて、学習しました。いきかた、あやかりたいと思います。

                          2005.4.9.記


□清水 健司
岩手大学地域連携推進センタ−長 
岩手大学工学部応用化学科 学科長
岩手大学工学部応用化学科 教授

□岩手大学地域連携推進センタ−
http://www.ccrd.iwate-u.ac.jp/

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