INS地場産業研究会 皆さんから頂いたメッセージ
平成17年5月

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事業活動の原則と「去華就実」
関 洋一

地域産業コーディネーターの関と申します。盛岡市開運橋では起業世話人、
その他では企業世話人と称しておりますが、要は「地場の事業者の方々に勝手
にお節介を焼くおじさん」と思ってくだされば結構です。

さて、今の事業に身を転じてから、はや8年目を迎えておりますが、この間、
多くの事業経営者や創業者の方々と関わる機会をいただき、事業の本質を問い
続けてきました。

天下のドラッカーの言葉を引用するまでもなく、利潤は企業活動の目的ではな
く条件であり、事業活動の真の目的は「顧客創造と取引継続」ということにな
ります。(もうけ主義は顧客の離反を招き、顧客第一は結果として利潤を生む)

そして、「実業」という日本語が表す通り、肝心なのは事業の実質であり表面
的な見てくれではありません。事業活動の世界では皮相的な意味でのパフォー
マンスは不要です。このことは、既に明治時代の鹿鳴館バブル期を諌めるため
に発せられた戊辰詔書の中に「去華就実」という四文字で象徴されています。

同様に、欧州の国家や国際企業のコンサルで大実績を持つエイベルという天才
学者も、事業の本質は「顧客にその求める価値を提供すること」であるとして
います。つまり、顧客個別にその価値は存在し、一般論で事業価値を論じるこ
とは意味がないとしています。注)エイベルは、日本に紹介された際に事業ド
メイン論者と誤解されてしまいましたが、むしろ実践に根ざした価値パターン
論者と解すべきです。(エイベルの慧眼を日本では活かしきれてません)

このように洋の東西を問わず、事業活動の原理原則は共通であり、当地におけ
る多くの経営者を拝見していても、こうしたことを理解し日々実践して行くこ
とが事業の成果に直結すると益々確信を深めております。

自分自身の経験や仮説のみで始めたことが、ようやく以上のような根拠を得て
普遍性を備え、地域の聴く耳をお持ちの経営者の皆さんに自信を持ってお勧め
できるようになったことは、事業の世話人をライフワークとする者として、こ
れに勝る幸せはありません。

そして、今後も一次情報を重視しつつ「実質」を追い続けます。
何しろ「こつこつ、勝つコツ」ですから・・・。

□関 洋一
盛岡市産業支援センター インキュベートマネージャー

□盛岡市産業支援センター
http://www.moriokaisc.jp/



食について
高舘 美保子

 最近「食育」という言葉をよく耳にします。毎日のことで多少おろそかになり
がちな「食べる」について最近よく考えるようになりました。

 私は障害者福祉に携わっておりますが「食べる」ことの大切さを実感する出来
事があります。本来「食べる」ということはとても楽しいことです。

 ある障害を持った子は「食べる」ことが苦痛で苦痛でしょうがありません。
 いろいろな要因があります。

 一つは口内炎ができて口の中に食べ物がしみること。
 二つ目は体が小さいため量を食べられないこと。
 三つ目は習慣とし喉越しのいいもの(プリン、ヨーグルトなど)を親が与え続
 けてきたこと。

 この三つが悪循環となってそこから抜け出せない状況になっています。プリン
ですので食べるではなく飲み込むようにします。すると空気が入りげっぷが出る。
周りが不快な顔をする。そうすると周りも自分も楽しくなくなってきます。

 量を食べられないのであれば、少なくして全部食べた達成感を味わう。口内炎
ができないように少ない量で種類を多く取るようにする。甘いものは食後に取る
ようにする。当たり前のことですが、これを直すのには時間がかかります。

 親がかわいそうだと思い自由にさせてきたことは果たしてその子のためになっ
ているのかと疑問に思います。どういう形であっても社会参加を念頭においてい
たらもっとちがったしつけができたのではないでしょうか。これは障害者、健常
者関係なく母親が考えなければならないことです。

 私も母親として一つ体験したことをお話します。数年前、私はとても忙しく午
前様になることもしばしば。最初のうちは夕飯も作っておいて温めるだけにして
おきましたが、月日がたつと自分も疲れてきて、ついついお金を与えてしまうこ
とがでてきました。

 楽しく食事ができないうえコンビニの弁当を食べる(子供たちはこれを買弁と
言っています)機会が増えていくと子供に変化が現れてきました。表情が暗く、
覇気がない。言葉が少なくなり、すぐあきらめる。恐ろしいことだと思いました。
たった一年くらいでこんなになるものかと思いました。

 今行っている事業は子育てに通じる部分がたくさんあります。交通事故で脳の
機能が壊れた青年、食事が楽しくない車いすの子。社会参加の第一歩としてまず
は楽しい食事を本当に楽しくできるようにすることから始めています。

□高舘 美保子
いわてパノラマ福祉館 代表



評価なるもの・・
深澤 麻路

良いと思ったことが、そうではなく、悪いと思ったことが良かったり。
世の中の評価、人からの評価とは、誠に自分の心から離れたところにあると。
であれば、その評価なるものに一喜一憂せずに、
いつでも落ち着いた一本すじのある自分でありたいものだと、
この頃思考するのです。


今年の冬。小学校のスキー遠足のゲストティチャーをやりました。
受け持ったクラスは、レベルでいったら初心者クラス。12名ほど。


   "みんなスキー好き?"


の私の問いかけに、


   "コタツでみかんの方がいいよー"


   "寒いから嫌い!下手だしさっ"


案の定、もうそこに置かれている自分への評価(レベル)で、
気持ちが削がれてしまってる。


   "それでは、先生は今日からスキーが好きになる魔法を皆にかけます!"


と、宣言し、一通り斜面を自由に滑らせたら、
技術はともかくちゃんと滑り降りてくる。


   "な〜んだ、みんなスキーできるじゃない!"


"うまいうまい" 


ということで、午後のレッスン時間には、
中級以上のクラスのみ行くとされていた斜面もクリアです。
出来ないのではない。経験が無いだけなのだと励ましつつ。

達成感みなぎる子供達のきらきらした笑顔は、評価というものは、
人からどう思われるかということではなく自分がどう思うかということ。
レッテル=自分 では無いということ。
そんなことを深く考えさせられた一日でした。


□深澤 麻路
イベント倶楽部JOY 理事長



管理職の心得 
福島 正伸

管理職とは自己管理職である
その役割とは、自らを律することである


●第一条 常に部下の見本となって行動せよ
 ー夢を持って、あきらめずにチャレンジし続ける姿を見せよ
 ー仕事を通して、感動で泣くところを見せよ

●第二条 部下に期待せず、信頼せよ
 ー部下に任せ、その責任はすべて取れ

●第三条 難しい仕事、誰もやりたがらない仕事を楽しんでやれ
 ー困難を楽しむ姿を見せよ
 ー本気が不可能を可能にするところを見せよ

●第四条 部下からの相談には、喜んで乗れ
 ー部下からの相談には、24時間年中無休で乗れ
 ー自分の仕事よりも、部下からの頼まれ事を優先せよ

●第五条 学ぶ姿勢を見せよ。それは、部下から学ぶことである。
 ー部下の発言と行動を見れば、自分が何をしてきたかがわかる
 ー部下の長所から学び、部下の短所は自分の出番
 ー部下を成長させることよりも、自分が成長する姿を見せよ

●第六条 怒るなら、尊敬されてからにせよ
 ー信頼関係がなければ、仕事は分担できない

●第七条 部下と議論するな、部下を説得するな、部下を感動させよ
 ー感動がなければ、やる気にならない

●第八条 仕事とは部下を成功させるためにするもの
 ー自分の成功よりも、部下の成功を喜べ

●第九条 一緒に仕事ができるだけで、毎日部下に感謝せよ 
 
 
====================

これは私の目指している心得です。

いつも忘れないようにしたいと思っています。

まだまだですが・・・

□福島 正伸  
株式会社 アントレプレナーセンター 代表取締役

□株式会社 アントレプレナーセンター
http://www.entre.co.jp/



8割がこの土と自然界
尾田川 勝雄

・・・ただ、例えばわかめだったり、お肉もそうですよね。生産現場にはいろん
な問題がある。だけども肉屋さんに行けばいつもちゃんと肉がある。あれがあた
りまえではないんですよ。その下の段階ではいつもドラマが毎年あって、今年も
秋口に台風が全部きて、みんなここを直撃してますし。

 だから皆さんここへ来た時、アマランサスの立場になって実際ちょっと寒いけ
ど、ね、考えましょうっていうふうな事言ったでしょう。ここは寒いんですよ。
風がこんなにあたるんです。こういう中で育っているんですよ。本当にそういう
点ではね、「がんばれよ」って私はいっつも言ってあげたい。

 今日はよかったですよ、皆さん。本当、ひどいところ見ましたから。都会の人
っていうのは私の新聞を読んで、ああ、倒伏したんだなとか、そういうふうなさ
わりだけなんですよ。

 こういうのが現実なの。じゃあ皆で今日カマを持って入ってやってみようかっ
て言うと、こんな寒い中で、かっぱ着て、長靴履いてこれを毎日毎日ずっと1週
間も1ヶ月もやらなきゃなんない。なかなか大変な仕事です。

 今日はその事を皆さんにわかって欲しかった。わかめだったら「しけ」でとれ
ない。そういう危険があるんだけど、なんとかそういう中でいつも苦労して頑張
ってる。それでも100とれるのが50しかとれないときもあるんだよっていう
ね。

 生産っていうのはみんな海とか、大地とか、天気っていう中でやっています。
8割がこの土と自然界っていうか太陽っていうか、そういうふうな大地の母かも
しれないし、父かもしれないけども、人間はその中の2割だけ。ちょうどいいタ
イミングで種を置いてあげて、ちょうどいいように土寄せやってあげて、ちょう
どいい肥料を春先にいれてあげるだけです。あとは全部この土とお日様、その後、
雨とかね、それだけですよ。

 だから、もう、農家の私たちが思い上がった気持ちでどうやったって全部立派
にできるもんじゃないですよ。そういう厳しさっていうのはあります。今年は、
大豊作なのに今度はこういうふうなかたちで倒されちゃった。

 今年は、太平洋高気圧がすごい勢力が強くてね、元気がよくて熱くて作物はよ
く採れたんだけど、台風もそちらのほうの関係で全部太平洋の方の千葉とか通ら
ないで、みんな九州の方通って、日本海通って、岩手にすうっと曲がって来た。
そういう中で今年のアマランサスっていうのはちょっと大変だったよな。

 今日、皆さんに一番最初に見せたいものがこれでした。紫場さんの袋の名前が
付いてたら、「ああ、あそこにあったあれだよ」ってね、皆さん思い出してアマ
ランサスを召し上がっていただければと思います。

                     (2004年10月 雑穀交流会にて)


□尾田川 勝雄  
尾田川農園 代表

□尾田川農園 雑穀交流会
http://www.act.jpn.org/daisuki/kouryukai/index_zakkoku.html

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