図書室

ここでは、このホームページに登場する賢治さんの作品や、作品の背景について紹介します。

作品全文
  • 早池峰山巓
  • 雪の宿
  • 雨ニモマケズ
あらすじ
  • ひかりの素足
コラム
  • 早池峰信仰の拠点とエリア

  • 作品に登場する鉱物・岩石たち
  • 雪渡りの歌
  • 賢治さんとフォークロア

早池峰信仰の拠点とエリア

早池峰山の信仰エリアは広く、北は岩手県北部から南は宮城県牡鹿半島にまで及んでいます。その中で信仰の拠点となる早池峰(峯)の名をいただく神社は、内川目の早池峯神社をはじめ、遠野市、宮古市、矢巾町にある5社です。この他、本殿とは別に祀られている社(境内社)としての早池峰神社もあります。
遠方に暮らす人々は、集団でお参りするための仕組みとして「講」と呼ばれる団体を組み、毎年、その地域から代表でお参りする人を何人か決めて送り出しました。現在でも年間に50団体以上の講中が早池峰山を訪れています。 信仰エリアには、今も早池峰山の名を刻んだ石碑が数多く遺されていますが、これは、老人や女性など早池峰山に登ることができない人が、遠方からでも拝めるようにするための碑や、講中でお参りした記念に建てたものなどがほとんどです。 図に掲載されている石碑の数は、「霊峰への誘い(芳門申麓)」の調査を参考にしていますが、岩手県一関市藤沢町内には、この調査で記載されていない石碑が17基あることがわかりました。そのため、岩手県内に遺る「早池峰山」の石碑は実際はもっと多いことが予想されています。
また、霊山として名高い早池峰山には、関東方面からもお参りのための登山に人が訪れ、大正から昭和初期の古い登山者名簿には、東京や横浜から訪れた人の記載も遺されています。

  • 石碑 八幡平市西根町
    碑文/(右から2番目の石碑)早池峯山 巌鷲山 玉東山
    造立/天保12年(1841年)
    所在/八幡平市西根町両沼

  • 石碑 一関市千厩町
    碑文/早池峯山
    造立/嘉永4年(1852年)
    所在/一関市千厩町磐清水

  • 石碑 外川目栃沢
    碑文/早地峯山
    造立/慶應元年(1865年)
    所在/花巻市大迫町外川目

岩手県内分布図

分布図

【関連ページ】銀河の森と郷のくらし:祈りの道